口腔がん
Oral-c
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口腔がん
Oral-c
このページをご覧いただいているのは、口腔ガン(舌ガン/咽頭ガン/上顎ガン/口腔底ガン/歯肉ガン/頬粘膜ガン/硬口蓋ガン)と診断され、現在、ガン治療を受けられている患者様、そのご家族、あるいは知人の方だと思われます。
口腔ガンのガン治療は、一般的に手術、抗ガン剤、放射線治療の三大療法が中心になりますが、最近では新しいガン治療法として注目されているガン樹状細胞療法や新規抗ガン剤治療薬、さらにそれらを組み合わせた併用療法が次々と実施されるようになってきています。
多くの患者様が、手術、抗ガン剤、放射線治療などの標準治療でガンを克服されていますが、一方、標準治療だけでは太刀打ちできない、たちの悪い口腔ガンをはじめとする口腔ガンが多いこともまた事実です。
また、手術でガンは取り切れたとしても、それによる容姿の変形や無くなってしまった舌は元にはもどらず(移植、再建を行なっても、容姿を完全に元通りに戻すのは困難です)、後遺症に苦しむ患者様もたくさんおられます。
花園クリニックでは、標準治療に最新世代のガン免疫療法を加えることにより、標準治療だけでは困難な口腔ガンの克服を目指しています。
ガン免疫療法には、第一世代のBRM療法、第二世代のサイトカイン療法、細胞を治療に利用した第三世代のガン免疫療法(NK細胞療法や活性化リンパ球療法などの非特異的免疫細胞療法)、そして第四世代のガン免疫療法であるガン標的免疫療法(ガン樹状細胞療法をはじめとする特異的免疫療法など)があります。
当クリニックにおいては、日本で初めて口腔ガンに対して“切らずに治す”口腔ガン治療を標榜して有名になった徳島大学歯学部第二口腔外科(前佐藤教授)の抗ガン剤+放射線治療+ガン免疫療法の技術を直接導入し、さらに改良して国内で最先端の口腔ガンに対するガン治療「免疫放射線療法(放射線治療+ガン標的免疫療法)」を実施しています。
免疫放射線療法(放射線治療+ガン標的免疫療法)とは、昨年より本格的に開始した、非侵襲的定位放射線照射(定位照射)という、今最も新しい放射線治療と花園クリニックのガン樹状細胞療法を併用するガン治療です。当療法により、手術不可能の患者様、他治療無効の進行癌の患者様の治療選択肢がさらに多くなりました。
同大学で行われた口腔ガンの患者様は、以下のような方々です。
上記の患者様はいずれも、もし手術をするとなると口や顔の一部をほとんどとってしまうほどの大きな手術になってしまう患者様ばかりでした。
このようにかなりの進行ガン(末期ガン)の患者様を対象に行ったにもかかわらず、著効、有効あわせると奏功率ほぼ100%という驚くべき臨床成績が得られています。
標準治療の選択肢がなくなってしまった患者様、または標準治療を希望しない患者様だけでなく、標準治療に加えて(標準治療と併用することにより)、より多様なガン治療を希望される患者様にとって、ガン樹状細胞療法は、非常に魅力的なガン治療選択肢になるといえます。
花園クリニックでは、最新のガン免疫療法、ガン休眠療法、局所のガン治療を併用した独自のガン治療プログラムを提供しております。
・標準口腔癌治療+(「癌標的免疫療法(癌樹状細胞療法)」)
・標準口腔癌治療+(「癌標的免疫療法(癌樹状細胞療法)」+癌休眠療法)
・標準口腔癌治療による手段がなくなった場合、ガン標的免疫療法(癌樹状細胞療法)+癌休眠療法+局所の癌治療と局所のガン治療でガンを縮小させ、ガン樹状細胞療法とガン休眠療法で、体内に飛び散ったガン細胞をたたきます。
花園クリニックのガン治療をお知りになりたい方は、紹介状と医療情報(血液検査、画像検査)を持参の上、当クリニックの医療相談にお越しいただければ、より詳細な情報が得られると思いますので、是非ご相談下さい。
海外では、日本では使用できない新しい抗ガン剤も数多く利用することが可能です。花園クリニックでは、世界で最も新しいガン治療の情報が発表されるといわれる、アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO:American Society of Clinical Oncology)をはじめとして、最新のガン治療についての情報を収集しています。
未承認薬についてお知りになりたい患者様またはご家族の方もお気兼ねなく当クリニックにご相談ください。
頭頸部ガン(口腔ガンを含む)のためのcetuximab(セツキシマブ、商品名アービタックス/エルビタックス)
2006年3月1日、FDAは、局所的または局部的に進行した頭頸部扁平上皮癌(SCCHN)に対して放射線治療との併用治療、あるいは白金系化学治療が失敗して再発または転移をきたしているSCCHN患者に対する単剤治療としてセツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)を認可した。
この認可は、放射線治療およびセツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)が放射線治療単独と比較した場合、全生存率および局所制御期間において、統計学的に有意に改善したことに基づいている。 セツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)の安全性および有効性は、進行したSCCHNの第2次治療または第3次治療としてセツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)を単独投与すると持続的な客観的腫瘍反応が見られることで、裏付けられている。
放射線治療と組み合わせたセツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)の安全性および有効性は、治療をこれまで受けたことがない中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌のⅢ期またはⅣ期の扁平上皮癌患者424人を対象とした無作為比較試験(フェーズ3)で実証された。 患者は、セツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)と放射線治療治療(211名)、あるいは放射線治療単独治療(213名)に無作為に割り付けられた。
セツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)は、初回に400mg/m2、続いて放射線治療試行期間(6、7週間)中週1回250mg/m2の投与を、放射線治療を行う1週間前から開始された 放射線治療は、6、7週間、1日1回または2回、あるいはconcomitant boostで照射された。
生存時間中央値は、放射線治療単独治療群29.3か月に対し、セツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)と放射線治療併用群で49か月であった[層別ログランク検定p=0.03、ハザード比0.74(95%信頼区間90.56 - 0.97)]。 局所制御期間の中央値は、放射線治療単独群の14.9か月に対して、セツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)と放射線治療併用群は24.4か月であった。[層別ログランク検定p=0.005、ハザード比0.68、95%信頼区間(0.52 - 0.89)]。 観察された効果は、主としてアメリカ合衆国内で登録された患者に限られている。
追加のデータは、白金系化学治療の失敗後にSCCHNが再発または転移している患者103人の単一治療群によるセツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)単剤療法の臨床試験から得られた。 全体の80%の患者は転移が見られた。 患者には、400mg/m2初期投与を行い、続いて1週間に1度250mg/m2の投与が行われた。 その結果、セツキシマブ(アービタックス/エルビタックス)単剤療法の他覚的奏功率は、12.6%で(95%信頼区間7 - 21%)、 奏功期間の中央値は、5.8か月であった(95%信頼区間2.9 - 5.8)。
上記のように、さまざまなガン治療の情報を知っているかいないかで、患者様の生活の質(QOL)も異なってくると考えられます。花園クリニックは、患者様とそのご家族が必要な情報を素早く的確に集め、納得のいくガン治療ができるようサポートしていきます。